施工 シン建工業株式会社様
(ウッドチップ舗装に関するお問い合わせは、当協会までお願いします。)
浦和競馬場の場内には、開催日や調教スケジュールと重ならなければ、地元の皆さんが自由に入ってくつろげる公園があります。
その遊歩道に、当協会のウッドチップ舗装が採用されています。
施工時の写真です。
化学合成樹脂やアスファルトやゴムなどによるウッドチップ舗装と異なり、ギラギラ~テカテカ~といった質感ではありません。当協会の100%天然素材のウッドチップ舗装は、ひっそりと周囲の景観に馴染む質感です。
土間作業ができる職人さんでしたら、まず大丈夫です。
作業自体は至ってカンタンなのですが、やはりそこは天然素材です。奥が深い!
「均一」「一定」「規格」そういったワードにどっぷり浸かった思考回路を、一度リセットしてみましょう。
現場のチームワークも重要です。
競馬場内の散策を楽しんだら、こちらの公園でのひと休みはいかがでしょうか?
(以下 施工後1か月経過時点)
当協会のウッドチップ舗装の骨材には、地元の砂や土を利用できるため、施工現場によって少しずつ色合いが異なります。
こちらは、関東ロームらしい赤茶けた色に仕上がっています。
※正常な固化反応のためには、どんな砂・土でも使用できるわけではありません。詳細は、当協会までお問い合わせ下さい。
少しだけ水を含んで、濃い色に見える部分、乾き始めて、淡い色に見える部分など、高い保水性が分かる写真です。
地表と地中を分断してしまう舗装ばかりでは、水と空気の動きが滞ります。
大気中・地表・地中と、水と空気が自由に行き来できる環境をつくることが大事です。
細かなウッドチップが、無数に詰まっているのが見えます。
乾燥した状態から水をかけると、プチプチプチ・・・と音が聞こえます。
ウッドチップの空隙を伝い、水と空気が移動している証です。まさに「呼吸する舗装」です。
(以上、施工後1か月の様子)
「黒っぽく見えるのは何だろう~?」と見ていたら、花壇の黒土が風で飛ばされているようです。
ここが砂利を敷いてある場所だとしたら、砂利の下に土が溜まる一方です。
場所によっては、そういった観点から利用の優位性を考えることもできます。
(以下、施工後1年8か月経過時点)
ウッドチップ舗装の表面に、花壇から飛来した黒土がかかっていますが、これによって滑りやすくなることはありません。
第二世代のウッドチップ舗装
土舗装から発展して、2009年に特許申請をした自然素材のウッドチップ舗装。
当初は、施工技術の安定化を図るために、ウッドチップの添加量を厳密に定めなくてはなりませんでした。
「ウッドチップ舗装」と言いながら、一番多い混合剤が土だとおかしいので、ウッドチップが一番多い混合比でありながら、盤として安定する土の量をなるべく多くするジレンマです。
この浦和競馬場の施工から、自然素材のウッドチップ舗装は進化し、第二世代を名乗るのにふさわしい施工技術となりました。
土舗装の呪縛から解放されて、より自然の特性を生かす、ウッドチップによる自然素材舗装技術に特化しています。
第二世代への進化によって、施工場所の選択肢は広がり、実用度も格段に高まりました。
環境改善の機能を果たす、自然素材舗装の可能性を最大限に活かしていきます。