ウッドチップ舗装の「その後」

こんにちは!

施工担当の箕輪です。

 

都内でウッドチップ舗装の工事をしてきました。

普段は目にすることがない場面も多く、「珍し&楽しい」現場でした。

 

 

今回は写真の許可を頂けないので

こんな写真でご勘弁下さい。

ネタを流し込んだ直後は、こんな感じ。

 

「本当にこれが固まるの?」なんて・・・

何度工事をしていても思っちゃうくらい(笑)

今回の配合だと、固化した1週間後は

こんな感じの色・質感になります。

雨が降った日は、こんなふうに見えます。

自然でイイ感じでしょ!

 

舗装盤の保水性&飽和時の透水性ともバツグンですので、地下水の涵養に寄与し、都市型洪水の原因を低減させる舗装です。

宣伝っぽく言えば「環境時代の舗装」といったところでしょうか。

私がいつも書く(言う)ことですが・・・

人間の文明活動は、「=環境負荷の増大」です。

特に私たちのような建設業に関わる人間の活動は、間違いなく「=環境負荷の増大」です。

「エコ!エコ!エコ!」みたいに、キレイごとばかり言うのは、どう考えてもナンセンスで、「では、どうしましょうか?」という、前向き&建設的な活動が大事なのかな・・・と思っています。

 

 

立場上、他の工法による既存のウッドチップ舗装が解体撤去される場面を、ちょくちょく目にします。

他の工法とはいえ、現場で汗してガンバったであろう人を思うと、せっかく工事したものが撤される場面、黒ずんで消えていったウッドチップを見るのは、やっぱり悲しいですよね。

 

この場合、化学樹脂、アスファルト液、セメント・・・等々による固化ですので、廃棄時はもちろん産業廃棄物です。

 

ちなみに、当協会のウッドチップ舗装の場合は、そのまま土に還る素材・工法ですので、もし撤去せざるを得なくなった場合は、産廃ではなく残土扱いです。

これが100%自然素材の強み。

 

でも、自然の力をお借りした固化ですから、他と比べると固まるのに時間がかかる。

そこを比べられたら、化学樹脂・アスファルト液・セメント・・・等々にはかないません。

 

全ての工法に、「長所あり」そして「短所あり」。

違いを理解して、何を優先するのか・・・大事ですね。

100%自然素材のウッドチップ舗装

イイですよ~!

 

以上、施工担当の箕輪でした。